11月8日から11月9日に開催された医療の質・安全学会に参加してきました。

会場は京都のみやこめっせ。

いい感じで紅葉が始まっていました

会場では休憩の合間に、呈茶会が開かれ、阿闍梨餅と抹茶がいただけました。

会場には、災害時の実際に活躍した災害対応医薬品供給車両の展示がありました。

本学会では「サステナブルな質の改善と患者安全」というテーマで学術集会が開催されました。リハビリの立場としては、転倒転落に関わるシンポジウムに興味があり、いくつか参加をしてきました。なかでも、転倒転落への対策をいくつかの視点から、効果的な転倒転落への対策はなにかということを考えるシンポジウムが参考になりました。物的対策、身体拘束最小化、他職種連携・人材育成、エンゲージメント、ビジョンと目標設定。
転倒転落に対する目標設定では、転ばせないことを目標にするのではなく、転んでも大きな事故に繋がらない対策になっているという視点が大切であるとのことでした。転ばせないことを第一に考えるあまり、患者様の自由度を損なわせてしまうことで、不必要な身体拘束につながってしまうということです。実際に拘束をすることで、患者様の活動性を下げてしまい、生活における制限だけでなく、身体的な改善についても阻害してしまう可能性があることを改めて考えさせられました。今後に活かせたらと・・・

リハビリテーション部
足立　明久